はじめに
「QC検定3級は初心者でも合格できる?」
「どのくらい勉強すればいい?」
「数学や統計が苦手でも大丈夫?」
これからQC検定3級を受験する方の中には、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
私は2023年6月に転職し、初めて品質保証の仕事に就きました。
前職はパチンコ店勤務だったため、当時は製造業や品質管理についてほとんど知識がない状態でした。
そんな中、会社からQC検定の受験を勧められ、2023年9月にQC検定3級を受験。
勉強期間は約3ヶ月でしたが、実際に勉強した時間は約20時間で、自己採点では80点程度を取って合格することができました。
品質管理の知識がほぼない状態から、約3ヶ月・勉強時間約20時間でQC検定3級に合格しました。
この記事では、私が実際にQC検定3級に合格するまでに行った勉強方法や勉強時間、使用した教材、苦戦したポイントについて紹介します。
QC検定3級とは?
QC検定は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを評価する検定です。
品質管理の基本的な考え方だけでなく、QC七つ道具や統計的な考え方など、製造業の品質管理で使われるさまざまな知識が問われます。
その中でも3級は、品質管理について基礎から学びたい方が挑戦しやすい級の一つです。
私自身も、品質管理についてほぼ何も知らない状態から3級の勉強を始めました。
そのため、
「品質管理の仕事を始めたばかり」
「会社からQC検定を受けるように言われた」
という方にも参考になると思います。
品質管理の実際の仕事内容については、「品質管理の仕事内容とは?現場で行う業務や役割をわかりやすく解説【製造業】」でも詳しく解説しています。
私がQC検定3級を受験した理由
私がQC検定3級を受験したきっかけは、転職先の会社から勧められたことです。
2023年6月に転職し、品質保証部に配属されました。
しかし、前職はパチンコ店勤務。
製造業の経験もなく、品質管理についても全くの初心者でした。
品質保証部で仕事をする以上、品質管理の基礎知識は実務でも必要になります。
そこで会社からQC検定を勧められ、入社から約3ヶ月後となる2023年9月にQC検定3級を受験することになりました。
私の場合、QC検定の勉強がそのまま品質管理・品質保証を基礎から学ぶきっかけになりました。
品質保証の仕事内容については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
👉品質保証の仕事内容とは?役割や業務内容を現役経験者がわかりやすく解説
QC検定3級は初心者には難しい?
私自身の経験では、品質管理初心者でも十分合格を目指せる試験だと感じました。
ただし、すべてが簡単だったわけではありません。
特に苦労したのが、統計や計算に関する問題です。
用語問題は比較的勉強しやすかった
品質管理に関する用語については、最初は知らない言葉ばかりでした。
ただ、用語問題は意味を理解して覚えてしまえば回答できるものも多いため、私にとっては比較的勉強しやすい分野でした。
そのため私は、用語問題についてはできるだけ落とさないことを意識しました。
一番苦労したのは統計・計算問題
逆に苦労したのが、統計や計算問題です。
品質管理の勉強自体が初めてだったので、最初は公式を見ても、どの場面でどう使えばいいのか分からないことがありました。
そこで私は、公式を覚えるだけではなく、
公式を覚える
↓
問題を解く
↓
間違えた問題をもう一度解く
↓
何も見なくても解けるまで繰り返す
という方法で勉強しました。
計算問題は公式を覚えるだけではなく、何も見ずに解ける状態になるまで繰り返しました。
私がQC検定3級に合格するまでの勉強期間

私がQC検定3級の勉強をした期間は、約3ヶ月です。
ただし、3ヶ月間毎日勉強していたわけではありません。
仕事をしながらだったこともあり、ほとんど土日を使って勉強しました。
実際の勉強時間は、
- ユーキャンのテキスト:約12時間
- 過去問題:約9時間
- 合計:約21時間
程度でした。
「3ヶ月勉強した」というとかなり長く感じるかもしれませんが、実際の勉強時間で考えるとそれほど多くありません。
実際の勉強記録

私がQC検定3級を勉強していたときの実際の勉強記録です。合計約20時間、主に土日に勉強しました。
このように、私は短期間に一気に何十時間も勉強したのではなく、休日を利用して少しずつ進めました。
私が実際にやったQC検定3級の勉強方法
私の勉強方法はそれほど複雑ではありません。
基本的には、
テキストで勉強する → 問題を解く → 過去問を解く → 間違えたところを繰り返す
という流れです。

① まずテキストを一通り勉強する
最初に使ったのが、
「ユーキャンのQC検定3級 20日で完成!合格テキスト」
です。
このテキストを使って、まずQC検定3級で必要となる基礎知識を一通り勉強しました。
テキストに使った時間は約12時間です。
私の場合、品質管理の知識がほぼない状態からのスタートだったので、まずは試験範囲全体を知ることを意識しました。
② テキストの問題を何も見ずに解けるようにする
特に計算問題については、解説を読んで「分かったつもり」で終わらせないようにしました。
公式を覚えたら、実際に問題を解きます。
そして、テキストを見なくても自分だけで計算できるようになるまで繰り返しました。
統計が苦手だった私にとって、ここはかなり重要だったと思います。
③ 過去問題を解く
テキストの勉強が終わった後は、
「過去問題で学ぶQC検定3級」
を使いました。
過去問に使った時間は約9時間です。
ただし、私は全範囲を何周もしたわけではありません。
全範囲を通したのは基本的に1周です。
その代わり、間違えた問題、特に統計・計算分野については何度も解き直しました。
過去問を何周したかより、間違えた問題を自力で解ける状態にすることを重視しました。
QC検定3級で実際に使った教材
私がQC検定3級の勉強で実際に使用した教材は2冊です。
ユーキャンのQC検定3級 20日で完成!合格テキスト
品質管理についてほぼ知識がなかった私は、まずこの教材から勉強を始めました。
基礎を勉強してから問題を解くという流れで使い、約12時間勉強しました。
ユーキャンのQC検定3級 20日で完成!合格テキスト&問題集 第2版 (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ ユーキャンQC検定試験研究会 ] 価格:1760円 |
過去問題で学ぶQC検定3級
テキストで一通り勉強した後に使用したのが、こちらの過去問題集です。
私は全体を1周した後、間違えた問題を重点的に解き直しました。
特に苦手だった統計・計算問題については、何度も繰り返しました。
価格:3520円 |
私が一番苦労したのは統計・計算問題
QC検定3級の勉強で、私が一番苦労したのは統計関係です。
品質管理初心者だったこともあり、最初からすべての計算問題を完璧にしようとすると、かなり時間がかかると感じました。
そこで私は、「取れる問題を確実に取る」ことを意識するようになりました。
計算問題については、何度も問題を解いて慣れる。
一方で、用語問題についてはできるだけ落とさない。
このように勉強時間の使い方を分けました。
私が取った「計算問題を全部狙わない」戦略
QC検定3級に合格するために、私はすべての問題を完璧に解けるようにしようとは考えませんでした。
特に計算問題については、
「何問かは解けなくても仕方がない」
くらいの気持ちで勉強しました。
その代わり、覚えれば点数につながりやすい用語関係については、できるだけ全問取るつもりで勉強しました。
計算問題は何問か捨てる覚悟で、まず用語問題を確実に取ることを意識しました。

もちろん、これは私自身が3級を受験したときの勉強戦略です。
計算問題を勉強しなくていいという意味ではありません。
実際、私も計算問題については、テキストや過去問で間違えたところを何度も繰り返しています。
「計算問題を捨てる」のではなく、難しい問題に時間をかけすぎず、取れる問題を増やすという考え方です。
QC検定3級の過去問は何周すればいい?
資格試験の勉強では、
「過去問は何周すればいい?」
と気になる方も多いと思います。
私の場合、QC検定3級については全範囲を何周もしていません。
全体としては1周です。
ただし、間違えた問題については別です。
特に統計などの計算分野については、何も見なくても解けるようになるまで何度も解きました。
そのため、個人的には、
「過去問を○周する」
と回数を決めるより、
「間違えた問題を次は自力で解けるか」
を重視した方がいいと思います。
実際にQC検定3級を受験した感想
実際の試験については、私の場合、問題集と同じくらいのレベルに感じました。
勉強してきた内容から大きく外れた印象はありませんでした。
試験時間についても、私はかなり余裕がありました。
実際、30分以上時間が余ったと記憶しています。
そのため、残った時間を使って回答を確認することができました。
自己採点では、おそらく80点程度だったと思います。
※点数については当時の記憶によるものです。
QC検定3級は3ヶ月で合格できる?
私自身の経験だけで言えば、3ヶ月で十分合格を目指せると感じています。
私は2023年6月に品質保証部へ転職した時点では、品質管理についてほぼ初心者でした。
そこから主に土日を使って約20時間勉強し、9月の試験に合格しました。
ただし、
「3ヶ月勉強すれば誰でも必ず合格できる」という意味ではありません。
もともとの数学・統計の知識や、勉強できる時間によって必要な期間は変わります。
それでも、私自身の経験からは、
品質管理初心者でも、基礎から継続して勉強すれば3ヶ月で十分合格を目指せると感じました。
特に統計・計算問題が苦手な方は、読むだけではなく、実際に何問も問題を解いて慣れることをおすすめします。
QC検定3級は仕事で役立った?
私の場合、QC検定3級で勉強した内容は、その後の仕事でも役立ちました。
特に役立ったのがQC七つ道具など、品質管理の基本的な手法です。
その後、私は社内のQCサークル活動でリーダーを経験しました。
QCサークル活動の中では、QC七つ道具などを使って問題を整理・分析する場面があり、QC検定で学んだ知識を活用することができました。
また、自分で使うだけではなく、他部署の人へ品質管理について指導するときにも役立ちました。
その後、社内発表を経験し、日科技連・QCサークル本部主催の発表大会にも出場しています。
QC検定3級は合格するためだけの知識ではなく、その後のQCサークル活動や実際の品質管理業務でも役立ちました。
QC検定3級に合格して変わったこと
私の会社では、QC検定3級を取得しても資格手当はありませんでした。
その代わり、合格したことで社内表彰があり、3,000円分の図書券をいただきました。
金銭的なメリット以上に大きかったのは、品質管理の基礎を体系的に勉強できたことです。
品質保証部に転職したばかりだった私にとって、QC検定の勉強はその後の仕事を理解するための土台にもなりました。
今からQC検定3級を受けるならこう勉強する
もし今の自分が、もう一度知識ゼロの状態からQC検定3級を受験するなら、基本的には同じような勉強方法を取ります。
まず、テキストを一通り読んで基礎を理解します。
次に、用語関係など比較的点数を取りやすいところを確実にします。
計算問題については公式を覚え、実際に問題を解きます。
その後、過去問に進み、間違えた問題を重点的にやり直します。
特に計算問題については、難しい問題一つに時間をかけすぎるより、基本的な問題を確実に解けるようにすることを優先します。
私なら、
基礎を勉強
↓
用語を覚える
↓
計算問題を練習
↓
過去問を1周
↓
間違えた問題を繰り返す
という流れで進めます。
これからQC検定3級を受験する方へ
私は品質管理の経験がある状態でQC検定3級を受験したわけではありません。
前職はパチンコ店で、品質保証部へ転職したときは品質管理についてほぼ何も知らない状態でした。
それでも、約3ヶ月、実際の勉強時間では約20時間勉強して合格することができました。
一番苦労したのは統計でしたが、計算問題については何度も問題を解くことで少しずつ慣れていきました。
用語問題はしっかり覚え、計算問題は実際に手を動かして練習する。
この2つを意識するだけでも勉強しやすくなると思います。
計算問題が苦手な方ほど、解説を読むだけで終わらせず、実際に何問も自分で解いて慣れることをおすすめします。
まとめ
今回は、品質管理初心者だった私がQC検定3級に合格したときの勉強方法について紹介しました。
私の場合は、
- 2023年6月に品質保証部へ転職
- 前職はパチンコ店で品質管理は初心者
- 2023年9月にQC検定3級を受験
- 勉強期間は約3ヶ月
- 実際の勉強時間は約20時間
- 主に土日に勉強
- ユーキャンのテキストを約12時間
- 過去問題を約9時間
- 全範囲は基本1周
- 間違えた計算問題は何度も復習
- 自己採点は約80点
- 本番では30分以上時間が余った
という結果でした。
私が特に意識したのは、すべてを完璧にしようとせず、取れる問題を確実に取ることです。
用語関係はできるだけ落とさず、苦手だった統計・計算問題については、基本問題を何も見ずに解けるまで繰り返しました。
そしてQC検定で勉強した知識は、合格後のQCサークル活動や他部署への指導でも役立っています。
QC検定3級は、品質管理初心者が品質管理の基礎を学ぶきっかけとしても役立つ資格だと、実際に取得して感じています。



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