はじめに
JIS品質管理責任者セミナーを受講する予定の方の中には、
「修了テストは難しい?」
「どんな問題が出る?」
「テキストは持ち込める?」
「どのくらい勉強すればいい?」
と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
私は実際にJIS品質管理責任者セミナー専修科コースを受講し、最終日の修了テストに合格しました。
実際に受けてみると、品質管理の基礎知識だけでなく、テキストのどこに何が書かれているかを把握しておくことが重要な試験だと感じました。
この記事では、私が実際に受験した経験をもとに、
- 修了テストの形式
- 合格基準
- 実際に問われた内容
- 難易度
- 私が行った勉強方法
- 受験前にやっておいた方がいいこと
について解説します。
※この記事で紹介する試験内容や受験方法は、私が受講した当時の経験に基づくものです。現在の実施内容やルールについては、必ず最新の案内をご確認ください。
JIS品質管理責任者セミナーの修了テストとは?
JIS品質管理責任者セミナーの講義内容や受講した感想については、「JIS品質管理責任者セミナーとは?実際に受講して分かった内容・修了テスト・難易度を解説」で詳しく解説しています。
私が受講したJIS品質管理責任者セミナー専修科コースでは、コース最終日に修了テストが実施されました。
私が受験したときの内容は、おおよそ次のようなものでした。
| 項目 | 私が受験したときの内容 |
| 実施日 | 専修科コース最終日 |
| 試験時間 | 90分 |
| 問題数 | 約55問 |
| 出題形式 | ○×・選択問題が約8割 |
| 計算問題 | 約2割 |
| テキスト | 持ち込み可 |
| 電卓 | 使用可 |
特に大きなポイントは、テキストを見ながら回答できたことです。

ただし、「テキストを見られるから勉強しなくても大丈夫」という試験ではありませんでした。
約55問を90分で解くため、毎回一からテキストを探していると時間を使ってしまいます。
「テキストを持ち込めても、どこに何が書いてあるかを把握しておくことが重要です。」
修了テストの合格基準
私が受講した際には、修了テストは次の5分野から出題されました。
- 産業標準化
- 社内標準化
- 品質管理概論
- 品質管理・品質保証の進め方
- 品質管理の手法
重要なのは、5分野を合計して6割取ればいいわけではなかったことです。
私の受講時は、すべての分野でそれぞれ6割以上が必要でした。

そのため、品質管理の手法で高得点を取っても、産業標準化が基準に届かなければいけません。
「合計点だけではなく、5分野それぞれで6割以上取る必要がありました。」
また、私が受講した際には修了テストだけでなく、宿題の提出や80%以上の出席率も必要でした。
修了テストだけに集中するのではなく、講義そのものにしっかり参加することが大切です。
実際に受験して感じた修了テストの難易度
私の場合、品質管理に関する分野については、基礎を理解していれば比較的回答しやすいと感じました。
一方、一番難しいと感じたのは産業標準化です。
産業標準化
産業標準化については、細かい内容を問われる問題もありました。
テキストを見ることはできますが、答えが書かれている場所を探すのに時間がかかります。
そのため、内容をすべて暗記するというより、
「この内容ならテキストのこのあたり」
と分かる状態にしておくことが重要だと感じました。
社内標準化
社内標準化についてもテキストを確認しながら回答できます。
講義中には、重要な部分についてマーカーを引くように説明される箇所がありました。
私はそこを重点的に復習しました。
「講義中に重要だと言われた箇所は、必ずマーカーを引いておくのがおすすめです。」
品質管理系
品質管理概論や品質管理・品質保証の進め方については、品質管理の基礎を理解していれば比較的解きやすいと感じました。
PDCAサイクルやパレート図、PL法など、品質管理の基本的な内容も問われました。
普段から品質管理に関わっている方であれば、理解しやすい分野だと思います。
品質保証と品質管理の基本的な違いについては、「品質保証(QA)と品質管理(QC)の違いとは?仕事内容や役割をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。
品質管理の手法
品質管理の手法では、知識問題だけでなく計算問題も出ました。
ただ、私の場合は講義中の演習問題と宿題をきちんと解けるようにしておけば対応できるレベルだと感じました。
特に、テキストの最後にある演習問題は完璧に解けるようにしてから修了テストに臨みました。
実際に修了テストで問われた内容
ここからは、私が受験したときに実際に問われた内容の中で、覚えているものを紹介します。
難しいと感じたところを中心にメモしていたため、すべての問題を網羅しているわけではありません。
また、問題文そのものではなく、どのような内容が問われたかを要約して紹介します。
産業標準化
産業標準化では、JISマーク表示制度や認証について問われました。
私が覚えている範囲では、
- 複数の事業所をまとめたJISマーク認証申請について
- 自己適合宣言とJISマーク表示について
- JISマーク認証の維持審査について
- 製造工程を外注している場合の管理・審査について
などです。
○×形式で、制度を正しく理解できているかを確認する問題が出題されました。
私はこの分野が一番難しく、テキストから答えを探すのにも時間がかかりました。
社内標準化
社内標準化では、
- 購買・外注先の選定基準
- 品質管理責任者の責任と権限
- 社内標準化・品質管理に関する計画の立案や推進
- 就業者への教育訓練
- 外注管理
- 認証対象製品の出荷に関する職務
などについて問われました。
○×だけでなく、文章中の空欄に当てはまる言葉を選択する形式もありました。
品質管理概論・品質管理/品質保証の進め方
この2分野については、どちらから出題されたか細かく覚えていないものもありますが、
- 全社的品質管理
- 方針や計画
- サービス品質
- PDCAサイクル
- パレート図
- PL法
などについて問われました。
単純な用語の暗記だけでなく、品質管理の考え方を理解しているかを見る問題もあった印象です。
品質管理の具体的な仕事内容については、「品質管理の仕事内容とは?現場で行う業務や役割をわかりやすく解説【製造業】」も参考にしてください。
品質管理の手法
品質管理の手法では、実際に計算する問題が出ました。
私が覚えているのは、
- AQLに関する問題
- 平均値
- 中央値
- 平方和
- 標準偏差
- 管理図
- UCL・LCLの計算
などです。
AQLについては、Ac(合格判定個数)やRe(不合格判定個数)を使ってロットの合否を判断する内容が出たと記憶しています。
また、5つ程度の数値が与えられ、平均値・中央値・平方和・標準偏差を求める問題もありました。
管理図については、与えられた情報からUCLとLCLを求める問題がありました。
「品質管理の手法は、公式を見るだけでなく、実際に自分で計算できるようにしておくことが重要です。」
修了テストはテキストを見ながら受けられる?
私が受験したときは、テキストを持ち込んで確認しながら回答できました。
電卓も使用できました。
そのため、計算式をすべて暗記していなくても、テキストを確認して回答できます。
ただし、ここで注意したいのが時間です。
試験時間は90分で、問題数は約55問ありました。
分からない問題が出るたびに最初からテキストを探していると、時間がかかります。
実際、受講者の中にはテキストに付箋を貼って、必要なページをすぐ開けるようにしている人も多かったです。
「修了テスト対策では、暗記だけでなく『テキストのどこを見れば答えが分かるか』を把握しておくことが重要です。」
私の場合は時間が余ったので、最後に見直しをすることもできました。
私が実際にやった修了テスト対策
私が修了テスト対策として勉強した時間は、合計15時間程度だったと思います。
勉強するときに特に意識したのは、次の3点です。

宿題を完璧に解けるようにする
まず重視したのが宿題です。
ただ提出するだけではなく、出された問題を自分でしっかり解ける状態にすることを意識しました。
結果的に、この勉強は修了テスト対策にもつながりました。
品質管理の手法は演習問題を完璧にする
品質管理の手法については、テキストの最後にある演習問題を重点的に勉強しました。
平均値や標準偏差、管理図などは、読むだけではなかなか身につきません。
私は演習問題を自分で計算して、きちんと答えを出せる状態まで練習しました。
産業標準化・社内標準化は重要箇所を復習する
産業標準化と社内標準化については、講義中に「ここは重要」と説明された部分を中心に復習しました。
講義中にマーカーを引いておけば、テスト前の復習もしやすくなります。
特に産業標準化は、私が実際に受験して一番難しいと感じた分野だったので、重点的に確認しておくことをおすすめします。

修了テスト対策で一番重要だと思ったこと
実際に受験して感じたのは、修了テスト直前だけ勉強するより、講義中から準備しておくことが重要だということです。
特に産業標準化と社内標準化は、講義をしっかり聞いてください。
重要だと言われた部分にはマーカーを引き、必要であれば付箋も貼っておきます。
そうすると、修了テスト中に分からない問題が出ても、テキストから答えを探しやすくなります。
また、品質管理の手法については、講義の演習問題+宿題 をきちんと解けるようにしておくのがおすすめです。
「講義をしっかり聞く・重要箇所をマークする・宿題と演習問題を解けるようにする。この3つが私が考える基本的な修了テスト対策です。」
修了テストだけ合格すればいいわけではない
もう一つ注意してほしいのが、修了テストだけを考えればいいわけではないことです。
私が受講した際には、
修了テストの基準を満たすこと・宿題を提出すること・必要な出席率を満たすこと
が必要でした。
出席率については80%以上が必要でした。
そのため、「テストだけ受かればいいから講義は多少休んでも大丈夫」
という考え方はおすすめできません。
「修了テストだけでなく、宿題の提出や出席率にも注意しましょう。」
そして何より、講義をしっかり受けること自体が修了テスト対策になります。
修了テストに不合格だった場合は?
私が受講した際の説明では、修了テストで基準を満たせなかった場合、次回のセミナー開催時に修了テストを再度受験するという内容でした。
また、再受験には追加費用が必要との説明がありました。
ただし、再受験の方法や費用などについては変更される可能性があります。
受講する際には、最新の案内を確認してください。
これから修了テストを受ける方へ
これからJIS品質管理責任者セミナーを受講する方に一番伝えたいのは、講義をしっかり聞くことです。
特に産業標準化・社内標準化は、講義中に重要だと言われた部分をその場でマークしておくことをおすすめします。
品質管理の手法については、演習問題や宿題を繰り返し解いて、自分で計算できるようにしておきましょう。
テキストを持ち込めるため、すべてを暗記する必要はありません。
むしろ、
「どこに何が書いてあるか分かる」
状態にしておくことが、実際の修了テストでは役立ちました。
私自身、事前に約15時間勉強して受験しましたが、試験時間には余裕があり、最後に見直しまでできました。
「テキストに付箋やマーカーを使い、必要な情報へすぐアクセスできる状態にしておくと回答しやすくなります。」
まとめ
今回は、私が実際に受験したJIS品質管理責任者セミナー専修科コースの修了テストについて紹介しました。
私が受験した際のポイントをまとめると、
- 最終日に修了テストを実施
- 試験時間は90分
- 約55問
- ○×・選択問題が約8割
- 残り約2割は計算問題
- テキスト持ち込み可
- 電卓使用可
- 5分野それぞれで6割以上が必要
- 産業標準化が特に難しいと感じた
- 品質管理の手法は宿題・演習問題が重要
- 講義中のマーカーや付箋が役立つ
- 私は約15時間勉強した
という内容でした。
修了テストという名前を見ると不安になるかもしれませんが、私の経験では、講義をしっかり聞き、宿題と演習問題をこなし、重要な部分を復習しておくことが大切でした。
特にテキスト持ち込み可だからといって、対策なしで受験するのではなく、必要な情報をすぐ探せるように準備しておくことをおすすめします。



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